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高温な環境が原因となりもたらされる障害を総称し、熱中症と呼びます。私たち人間は、運動や作業をすると身体の中で熱を生みます。発生した熱は、体温調節機能により汗をかき、蒸発するときに身体の表面から熱を奪い、上がった体温を下げてくれる仕組みとなっています。

しかし、水分が不足すると体温調節機能が働かなくなり、汗をかいて体温を下げることができません。
その結果、めまいや吐き気、酷い場合は痙攣や意識障害などの症状が起こるわけです。

特に小さな子供は、体温調節機能が未熟です。そのため体内に熱がこもりやすいうえ、暑さを自覚しにくく、熱中症にかかりやすいといえます。また、大人に比 べ身長の低い子供は、炎天下によるアスファルトの照り返しなどから熱の影響を受けやすいです。物事に熱中しやすいこともあり、喉の渇きがあっても楽しいこ とを優先してしまい、水分補給がおざなりになってしまうということも、要因の一つとして挙げられます。

子供はどちらかというと、常温より冷たい水を好む傾向にあります。そのため、日頃から少しでも水分補給を徹底させるため、ペットボトルではなく適度に冷た い状態を保てる水筒を活用することをおすすめします。しかし、外出中ですとスーパーやコンビニ、自動販売機にて飲み物を調達しますので、その都度水筒に入 れ替えるのは少々面倒であり、衛生的にもあまりおすすめできません。

運動会や部活の大会、アウトドアでのハイキングやキャンプと、多めに冷えた飲み物が必要となる場合は、保冷バッグを活用することで、おのおの好みの飲み物で渇きを潤せます。